七階。

中央線高架のふもとで本を読む、夢を見る。

花粉症にはあの有名冒険小説。『文学効能辞典』~あなたの悩みに効く小説~

自分の中に、悩みのミルフィーユが存在することを最近発見した。

こんな感じである。

突発的な生活の悩み(身体の不調、仕事のミス)>恋愛・人間関係 > 将来への不安 >過去への葛藤 >etc……

身体が元気なときは恋愛で悩み、将来への興味が薄い時は過去を思い出してもやもや……

キリがないし、本当は悩むことが好きなのでは?  と思ってしまう。

いつも悩み疲れている自分に自己嫌悪……とまた一つ、悩みが増える。

普段働いている分、自由な時間まで悩みに費やしたくない。心豊かに過ごしたい。

そんな私のお守りがこの本。悩み別に、どの文学作品を読んだらいいかアドバイスしてくれる。

数ページめくったところから、あまりにも目次が豊富で驚く。

今、ぱっと本を開いて目に入ってきたものだけでもこれだ。

 

・救いようのないロマンチストのとき

・男性型インフルエンザのとき

・陶磁器を壊してしまったとき

 

一つ目は確かに……つける薬は文学しかないだろうが。(ちなみに、この本では『恋を除く少年』L・P・ハートレイを読むように強く薦めている)

私がよく読むのは以下の悩みの項だ。

 

・自分がまぬけに思えるとき

・自己評価が低いとき

・疲れているとき

 

ちなみに先週からの自分にぴったりなのは

 

・花粉症のとき

 

だろう。なんと、『海底二万里』(ジュール・ヴェルヌ)を読めとのことだ。確かに、海底にはいまいましい花粉も届かないだろう。